従業員と患者さんの健康へ徹底的に向き合う経営 - 患者さんと地域から愛される会社を、従業員と一緒に創りたい! -|治療家ナビ
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従業員と患者さんの健康へ徹底的に向き合う経営 - 患者さんと地域から愛される会社を、従業員と一緒に創りたい! -

インタビュー
従業員と患者さんの健康へ徹底的に向き合う経営 - 患者さんと地域から愛される会社を、従業員と一緒に創りたい! -

有限会社ヒーリング・スポットは、東京都調布市と府中市に8院を展開する鍼灸整骨院。
従業員の人間力を高め、患者さんの悩みにとことん寄り添う治療を大切にしています。そこに至るまでの背景や、具体的な教育制度、会社の目指す姿についてお話を伺いました。

プロフィール

有限会社ヒーリング・スポット
代表取締役 田村嘉悠さま

取得資格:柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
「従業員と患者様と世界にとって、唯一無二の健康教育企業を創る!」をビジョンに掲げる。従業員及び患者さんの健康な人生を全力でサポートし、地域の人たちから愛され必要とされる会社づくりに取り組んでいます。

ヒーリング・スポットの掲げるビジョン

「超」地域密着型で展開していくヒーリング・スポット


治療家ナビ
御社は調布市と府中市で8店舗展開されているそうですね。

田村先生
はい、京王線沿線の調布市と府中市に店舗を構えています。

車移動で15分程度の範囲に8院あって、
これだけ密集して院を持っているのは全国的にも珍しいんじゃないかと思います。


治療家ナビ
田村さんは、もともと調布市のご出身なんですか?

田村先生
はい、生まれも育ちも調布市で、住まいも調布市を出たことがないほど地元が大好きです。

田村先生
地域の人たちに貢献したい気持ちから、

「ヒーリング・スポットがあって良かった」
「何かあればヒーリング・スポットの整骨院に行って相談すればいい」
という状態を目指して、現在8店舗まで広がりました。


治療家ナビ
調布市への愛着から、超地域密着型企業を目指しているんですね!

田村先生
はい。

この業界って、地域の人に貢献するために働いている方が多いんです。

当社に入社すれば「超地域密着ってこういうことなんだ」というのがじっくり体感できると思います。


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それぞれの店舗が近いメリットはありますか?

田村先生
転勤になっても生活拠点を変えなくていいのは大きなメリットですね。

遠方への転勤となると、一般的には引越しが必要になります。

でも当社は、一番離れている院でも15分ほどで移動できますから、通勤時間が少し変わる程度で済みます。

引越しで生活をまた一から整えるって結構パワーがいるので、それが必要ない点ではスタッフへの負担が少ないと思います。

鍼灸整骨院業界には「医療・教育・サービス業」の3つの要素がある


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地域に貢献したいという想いは、治療面へどのようにつながっていますか?

田村先生
鍼灸整骨院には「医療業、教育業、サービス業」を兼ね備える必要があると思っています。

私たちは治療家なので、どうしても技術的な面だけを強化しようとしがちですが、
患者さんや地域の人たちは何か悩みがあって当院に来ますから、
それを改善するには「医療業・教育業・サービス業」…この3つの要素は欠かせません。


治療家ナビ
具体的に、それぞれの要素についてお聞かせいただけますか?

田村先生
まず医療業については、患者さんの不調を改善する確かな技術が必要です。

田村先生
次に教育業については、すべての人の共通目的である「健康であり続けて人生を全うすること」を叶える方法を患者さんに伝える活動です。

・「なぜ不調が出てしまったのか」
・「それを改善するにはどうすればいいのか」
・「健康であり続けるための方法」

これらを患者さんや地域に届け続けるために、教育業という観点も必要なんですね。


田村先生
最後にサービス業は、
「この先生に診てもらいたい」とか「この先生なら悩みを言いやすい」等…

ここに来ると体を治してくれて、精神的にも安心できる場所であるために必要です。

「圧倒的人間力!」を意識しています。


治療家ナビ
御社の教育制度にも、この考え方は反映されていますか?

田村先生
はい。

患者さんにいつまでも愛される治療家、必要とされる治療家」というコンセプトのもと、

・治せる技術力
・患者さんにしっかり状態を伝える力
・悩みを打ち明けられ頼れる先生になるための力

上の3つの力をバランスよく培えるようにしています。

治療に対する想い

「人生を変える問診」で一人ひとりの患者さんに向き合う


治療家ナビ
患者さんの健康に真剣に向き合うために、問診に力を入れているそうですね。

田村先生
はい。

人生を変える問診」というコンセプトをもっていて「問診」を重要視しています。

初めての方に関して、最初に30分ぐらいの時間を設けていますね。

話しやすい空間を作って、今患者さんの体が「どうなっているのか」を知ってもらいたいので、

ホワイトボードや模型を使って説明することもあります。


治療家ナビ
問診にこだわるのは何故ですか?

田村先生
患者さんが来院時に訴えるお悩みは、ほんの一部だからです。

その方の「人生における健康の悩み」は他にもいっぱいあるはずなんですね。
それをちゃんと聞けるような場所を用意したくて。

患者さんの不調が治らない、マッサージだけではすぐ戻ってしまう理由を理解してもらうために、
しっかりと1対1で話が聞けるような環境で、

何に困ってるのか、
悩みが取れたらどんなことがしたいのか

を引き出すような問診を行っています。

そして問診の結果、「あなたの悩みはこれが原因です。悩みを取るためにこれが必要です。」
と、ちゃんと治療計画を立てて健康までの道筋を患者さんに示すことを大事にしています。


治療家ナビ
そこまで考えていらっしゃるんですね…。

治療家ナビ
ただ問診から患者さんに信頼していただくって、難しくないですか?

田村先生
そう!そのためには、人間性が大事だと思います。
見た目や佇まい、話を聞くときの姿勢だとか、そういったところもちゃんとこだわっています。

田村先生
ベッドに座って、「今日どうなさいました?」と聞くだけだと「肩が痛いです。」で終わっちゃうんですね。

肩が痛くて何に困っているのか、その痛みが取れたらどうしたいのか。実は肩だけじゃなくてこんな悩みもあるんです…というところまで引き出したい。

あなたの健康に関しては、僕たちがちゃんと責任を持ち、お任せください。という状態を作る必要があります。


治療家ナビ
そういう風に接してくれると安心します。

田村先生
はい、仰っていただいたように患者さんが「安心できる状態」を作っていきたいですね。

ありがたいことに、まだ問診の段階で
「ここに通います」と決めてくれる人や、
ちょっと気持ちが楽になったと言ってくれる人、
他の病院ではこんなに話を聞いて詳しく説明してくれなかった…

という声を頂いたりします。

問診室の様子。患者さんにホワイトボードなども活用して体の説明をすることも。
問診室の様子。
患者さんにホワイトボードなども活用して体の説明をすることも。

患者さんの悩みにあわせたメニュー開発


治療家ナビ
丁寧な問診があるからこそ、超地域密着型に自然となっていったのかなと感じます。

田村先生
そうですね。私たちが重視しているのは、患者さんに寄り添うことです。

ですから、たくさんの人を診たい、数をこなしたいという方には当院の方針は向いていないかもしれません…。
一人ひとりの患者さんと向き合って、とことん目の前の患者さんを笑顔にしたい方患者さんと一生のお付き合いができるような治療家になりたい方、そんな達成感を積み重ねたい方にはぴったりだと思います。

悩みを解決する手段もたくさん必要なので、患者さんの悩みに合わせてメニュー作りをしています。


治療家ナビ
悩みがメニューになるんですか?

田村先生
患者さんを健康にすることが最重要ですから、
その声によく耳を傾けて、今どんな悩みが増えているかというアンテナを張り巡らせることは普段から気をつけていますね。

最近ですと「テレワークが増えた」等、
生活リズムの変化で、睡眠障害だったりパソコンによる脳疲労で来院される患者さんが増えました。

その為、しっかりその日の睡眠を深く・朝の目覚めを良くし疲れをとるドライヘッドスパというメニューを追加しています。
こういった医療機関に行くほどじゃない悩みって誰でも抱えていて、酷くない限りは我慢してしまうんですよね。

病気・手術ではないレベルの悩みは、うちに来れば大丈夫って状態にしたいですよね。
「何かあればあの先生に相談しよう」って思ってもらえる先生になれるのがうちのウリです。


治療家ナビ
なるほど!でもメニューが多いとスタッフの対応が大変ではないですか?

田村先生
治療メニュー自体は多いので、覚えることが多くて大変に思われるかもしれません。

ただ、全部動画や紙のマニュアルがありますし、新しい治療メニューに関しても全て再現性を重視しています。

「あの先生じゃないとできない」とか、「経験を積み重ねた先生じゃないとできない」というのはありません。

患者さんが来たら絶対結果が出る自信を持った技術を用意してますし、
スタッフも結果が出るので患者さんを治せるという自信ももてます。

患者さんが笑顔になれるというものを全員が再現できる環境にこだわってます。


治療家ナビ
スタッフさんが作ったメニューには、どんなものがありますか?

田村先生
メニューはほとんどスタッフが作っています。
患者さんのニーズにマッチして理念やビジョンに反してなければ問題ありません。

私(代表)の意見よりも理念やビジョンにマッチしているのかの方が大切なので、そこに沿っているかどうかです。

きちんと意見を言える風土があることと、
社長や院長・上司の意見が絶対ではなく、会社にとっていいことであれば新入社員の意見も通るし、ルールが変わることだってあります。

会社が大切にするバリューと教育制度

「ヒーリング・スポットらしさ」をすべての活動の根幹に


治療家ナビ
会社を運営するうえで大切にする価値観についてお聞かせください。

田村先生
「ヒーリング・スポットらしさってこうだよね」という方針は定めています。

従業員が増えれば考え方にばらつきが出るのは仕方のないことですが、それによって生まれるすれ違いや距離感が広がることは防ぎたい。

だから、「ヒーリングスポットらしさ」という価値観をもとにチームで切磋琢磨し、みんなで成長していこう!という考え方を大事にしています。


治療家ナビ
バリューや理念の浸透は難しいことだと思いますが、どうやって伝えているんですか?

田村先生
入社希望の方は、見学・面接の際に会社の理念やビジョン・考え方は必ず伝えています。

やはり根元の部分に共感する人と一緒に働きたいですから、そこはこだわっていますね。

どんな治療家になりたいのか、どんな社会人を目指しているのかをしっかり聞き、考え方がマッチする人に仲間になってもらいたいと思っています。


治療家ナビ
スタッフの場合はどうしていますか?

田村先生
月に2回、スタッフが全員集まる時間があります。(勉強会やミーティングなど)

その際、何のために技術を高めるのか、患者さんとどのように接してどのようなサービスが必要なのか、そんな話を織り交ぜながら研修やミーティングを進めています。

こういった「ヒーリングスポットらしさ」を伝えていくことは、当院の理念につながって行きますので。

ちなみにミーティングと技術勉強会の時間なんですけど、両方とも仕事時間中にすべての院を閉めて行います。


治療家ナビ
大変ではないですか?

田村先生
先生たちにもメリハリを持って健康な状態で働いてほしいので、そういったところは徹底しています!

まずはスタッフが健康な状態でいること、
健康なスタッフが目の前の患者さんを健康にし、
その積み重ねが地域に広がっていく状態が理想ですよね。

「高め合う人間力、愛される治療家へ」スタッフの人間性を育む教育


治療家ナビ
普段の働き方はどんなイメージですか?

田村先生
基本的にはコミットメントシートというものを使って、1ヶ月の計画を立てチームで取り組みをしています。

毎月末に次の1ヶ月の進み方を決めて、自分のやるべき事を週や日に落とし込んでいきます。

今日やることが明確になってると、わかりやすいですよね。


治療家ナビ
そうですね。でもプレッシャーになることはありませんか?

田村先生
進捗はチームで確認しあっていて、状況に応じて「厳しそうだな」と感じたら元々ある計画をちょっと組み替えたりもします。

個人ではなく、チームでしっかり話し合って目標を達成していけるような体制です。


治療家ナビ
チームワークを大切にされてるんですね。

田村先生
そうですね。
ヒーリングスポットの「らしさ」の一つです。

治療家ナビ
ちなみにコミットメントシートという物を導入するのはなぜですか?

田村先生
スタッフの皆に単に技術やスキルを磨くだけじゃなく、社会人としての考え方や思考もちゃんと養ってほしいからです。

スタッフが社外の人と話をしたり、この業界じゃない人と喋ったときに、社会人として恥をかいてほしくないんです。

だから、治療家としても社会人としてもレベルアップできるような社内教育をしていきたいですね。


治療家ナビ
スタッフを想った制度を取り入れらっしゃるんですね。
働いている先生たちがイキイキされている理由がわかりました。

田村先生
弊社は私含めてスタッフ全員がお互いの顔と名前がわかっていること。

面談や普段のコミュニケーションから、
その人がどんなことを大切にしているのか、
何に困っているのか…

そういった部分をお互いに理解できていることが強いのかもしれませんね。

働いている先生たちも「社長、先輩後輩が私を見てくれている」というような安心感はあるかも。


治療家ナビ
ノルマはありますか?

田村先生
数字の目標はありますが「数字を追いかけすぎるな」と伝えています。

目標はもちろんあって、その数字を達成するために細分化した目標もありますが、それだけを追いかけないで欲しい。

患者さんの健康意識を高めていくことにより、「これ欲しいです」「これやりたいです」っと言ってもらう状態を作る事の方が大事だからです。

目の前の患者さんをちゃんと健康に出来ているかどうか、患者さんに信頼信用されて、患者さんの健康人生を預かれているかどうかが大事で、それが数字や結果として現れてくるんですよね。

そこに対しては、こだわりは持つようにしています。


治療家ナビ
そういうのは患者さんにも伝わりますよね。

田村先生
数字のみのディスカッションだと、結局「あの人にこれを売ろう」となるし、「この治療メニューをあと何回売らなきゃ」となってきます。

ヒーリング・スポットは患者さんに提案する際は「それが患者さんが健康になる為に最善の提案かどうか、患者さんの悩み改善に最善の提案になっているかどうか否か」で決めたい。

だから「向き合うところを間違えないようにしよう」といつも言っています。

朝礼やミーティング後の挨拶は肘タッチで!
朝礼やミーティング後の挨拶は肘タッチで!


治療家ナビ
ちなみにスタッフが目指してほしい姿はありますか?

田村先生
治療家になろうと思って入社しているわけですから、

「初めて来た方の問診ヒアリング

患者さんへの説明

治療

今後の治療プログラムを立てて健康プロデュースできるよう施術する」

という風に、1人の患者さんを責任を持って診れるようにはなってほしいですね。


田村先生
ただ、そこから先は自由です。

院長ではなく現場で技術を磨き続けたいなら治療のスペシャリストになれるように応援しますし、

独立開業を目指しているなら院長になり一つの院のチームづくりやマネジメントを行い、
スムーズに独立開業できるように経営の勉強をしてもらいたいと思います。

自分の地元でやりたいならUターン出店してもいいし。

その人の目指す人生プランに合わせたものを、提案できるような会社でいたい。

働き方の多様化に柔軟に対応

チーム治療とシフト制で従業員の負担を軽減


治療家ナビ
患者さんへの治療は担当制ではないとお伺いしました。

田村先生
はい。
1人の患者さんをみんなで治療します。
担当制にしないのは、治療技術の再現性を大事にしているからです。

「あの先生じゃないとできない」という治療がないように、
患者さんがいつ来ても同じレベルで治療が提供できる状態を作っています。


治療家ナビ
再現性にこだわる理由はなぜですか?

田村先生
いま小さなお子さんがいるスタッフも働いてくれていますが、
お子さんの具合が悪いときは、
病院に連れていく等の理由で遅れてしまうこともあります。

でも、こういう事は誰でもあり得ることだし、
そんな時にちゃんとフォローできる現場を作りたい。

その際、「申し訳ありませんでした」という謝罪ではなく、
「フォローしてくれてありがとう!」と言い合えるといいですよね!

他にも、外部のセミナーに平日参加したい、
当日の体調不良…

などがあっても
担当制でなければ全員でフォローしやすい、柔軟性があることが強いな、と。


治療家ナビ
そうなると勤務時間はどんな感じになりますか?

田村先生
勤務時間はシフト制で、早番と遅番と通しがあります。

早番が8時半出社、17時半退社。
遅番は13時出社、22時退社です。
通しは9時半出社、21時半退社です。

早番遅番は1時間の休憩を含みます。通しは2時間の休憩を含みます。
診療時間は朝9時からですが、開院準備も仕事時間に含めるために8時半出社としています。

遅番も21時半までに患者さんがいなくなるので、残りの時間は1日の片付けと精算などをします。
準備や片付けの時間も業務時間内からはみ出さないようにしています。


治療家ナビ
準備も稼働時間としてるんですか!?

田村先生
まだ課題はあるんですけどね…(笑)

治療家ナビ
全部業務時間内に行うのは何故ですか?

田村先生
スタッフが健康である環境にはこだわりたいからです。

やっぱり従業員の肉体面の健康と精神面の健康って患者さんに影響すると思うんです。

社内の定期ミーティングや勉強会などもすべて業務内に院を閉めて行ってます。

やはりスタッフが長く働ける環境作りを進めるのは、会社として大事な役目ですから。

女性スタッフが活躍できる場を用意


治療家ナビ
何か地域向けの活動などはされますか?

田村先生
地域のイベントとしては、産後ママ向けのイベントをやったりしています。

産後ママさんのコミュニティーが弊社に1講座用意してくれているので、
そこで骨盤ケアの大切さや自宅ケアの仕方などを講師として伝えたりしています。


治療家ナビ
産後のママさんに着目したのは、
やはり地域密着型でそういう悩みを持つ方が多いからですか?

田村先生
はい。
産後のお母さんってどうしても1人で悩みを抱え込んだり、
自分よりも赤ちゃん優先になっちゃったりしますけど、
自分の体に不調があることによってイライラして、
ちょっとしたことで子どもに当たって罪悪感を持つという負のサイクルがとても多いんですよ。

イベント後にそのまま当院に通ってくださる患者さんもいるので、
院内にはキッズスペースもありますよ。

それに伴って、来院される患者さんも女性が多いですね。

患者さん「キッズスペースのおかげで安心して治療を受けられる」とのこと
患者さん「キッズスペースのおかげで安心して治療を受けられる」とのこと


治療家ナビ
御社のスタッフも女性比率が高い印象でしたが、そういった活動も影響していますか?

田村先生
女性の患者さんが多いと、
女性スタッフが活躍しやすいのはあるかもしれませんね。

ママ向けのイベントは授乳やおむつ替えをするタイミングもあるので、
女性スタッフ限定でイベント参加しています。
女性だからこそ活躍できる場があるというのは、
スタッフ達からしてもやりがいになっていると思います。


治療家ナビ
女性の柔道整復師は働き方に悩みを持つ方も多いと聞きますね。

田村先生
業界的に、まだまだ体育会系だったりしますよね。

男性も女性も、人生の中で色々な出来事があるじゃないですか。

ライフイベントによって、仕事ができる時間や仕事にパワーを注げる割合が変わりますが、
各々のペースで治療家として輝いてくれればいいなと思うんです。

性別問わずスタッフの人生の変化を現場でフォローし合えるような会社でありたいし、
それに協力してくれる仲間が増えてくれれば嬉しいですね。

女子会などもあり、その流れを見て男子会も開催されたそう
女子会などもあり、その流れを見て男子会も開催されたそう

まとめ


治療家ナビ
最後に、整骨院業界での就職や転職を目指す方へメッセージはありますか。

田村先生
業界としては、

拘束時間が長い、
体力的にきつい、
女性のキャリアプランの問題も含めて、

この仕事を離れる方が増えている印象です。

それを解消するために、
当社では時間交代のシフト制やチーム治療を取り入れています。

この業界は地域にとって絶対に必要な仕事ですから、それを廃れさせちゃいけないという一心です。


治療家ナビ
せっかく柔道整復師になったのなら、業界を離れていくことはなくしたいですよね。

田村先生
それぞれの人が、なりたい治療家像や夢を描いてこの業界に入っているはずですから、
「だったらこの業界を離れる前に一度うちに入社してみなよ」と言いたいですね。

一生懸命勉強して、資格を取るためにお金も時間もかけた中で離れていくのはもったいないです。

個人個人に離職の理由はあると思いますが、
企業側の努力で解決することがあるのなら、
しっかりとした会社を作って受け入れてあげるのが大事かなと思います。

当社もまだまだ整っていない部分はありますが、
業界の最後の砦のような存在の会社でありたいですね。

集合写真
ヒーリングスポットさんのSNSなどを拝見していても、スタッフ同士の仲が良い印象がありましたが、目の前の人や課題に対してとことん真剣に向き合う姿勢が絆を深めているのかな、と感じました。関わる人を少しでも幸せにしたい、そんな方にぴったりなのでは。
※余談ですが、インタビュー中にトムソンベッドを初体験させてもらいました。お忙しいところ本当にありがとうございました!